モラハラを理由に慰謝料請求はできる?

離婚問題はスムーズに進めば、調停や裁判は必要ありません。しかし、よく調停や裁判にまで発展してしまう離婚問題の1つに「モラハラ」があります。

モラハラとは精神的な虐待や暴力を言い、法定離婚原因には該当していませんが、「婚姻を継続し難い重大な事由」があるとして離婚が認められることもあります。
(詳しくは「モラハラを理由に離婚はできるか?」)

モラハラが認定されるには証拠集めが鍵になります。

では、離婚だけでなくモラハラを理由に慰謝料請求はできるのでしょうか?

モラハラを理由に慰謝料請求はできる

結論から言えば、モラハラを理由に慰謝料請求はできます。

しかし、モラハラをしてくるような相手から慰謝料を回収するのは容易ではなく、話し合いだけでは解決せず、最終的に裁判にまでもつれこんでしまう可能性が高いです。

また、モラハラといっても程度はピンからキリまであるため、実際にどの程度の慰謝料額が裁判所に認められるかはケースバイケースです。

なお、慰謝料が認められるには、自身が苦痛に感じている理由だけでなく、第三者から見てもモラハラであると認定される内容でなければなりません。

モラハラは証拠集めが困難

第三者から見てモラハラであると認定されるには、証拠集めが重要になります。

しかし、モラハラは夫婦間でしかわからないものや、個人が抱えるコンプレックスのような内容を含むこともあり、自身の苦痛を第三者に理解してもらうのは困難を伴います。

また、証拠としてモラハラ発言された際の録音データでもあれば良いのですが、その瞬間だけ録音するのも簡単ではありませんし、常に録音し続けるというのも現実的ではありません。

モラハラの証拠は作ることもできる

では、どのように証拠を集めれば良いのでしょうか?

この答えは、モラハラの証拠は自ら作るということです。

上記のように、実際には証拠の残らないモラハラが大半を占めていますので、それを自ら証拠化する努力が必要になります。

たとえば、単にモラハラがあったという事実だけでなく、実際に言われた言葉の内容、頻度や回数などをメモや日記にして残しておくのです。

モラハラを受けるたび、年月日とともに言われた言葉を書きとめておけば十分な証拠になります。

ただし、メモや日記をつける場合、データではなく手書きが良いです。手書きにすれば改ざんを疑われる可能性も低くなり、余白を開けず日々書き続けることでより信憑性が増してきます。

モラハラは証拠が全て

モラハラを理由にした離婚や慰謝料請求は、裁判にまで発展する可能性が高く、なによりも証拠が重要になってきます。

特に、モラハラは言った言わないの水掛け論になりやすいため、立証に向けた努力は日頃からしておくべきです。こうした努力の末、裁判所に証拠が有効と判断されれば、精神的苦痛に応じた額の慰謝料額が認められます。

将来的に離婚や慰謝料請求を検討している方は、少しずつでも証拠作りをしていきましょう。

カテゴリー:慰謝料

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